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不完全な機能が商品にもたらす価値

商品開発の過程で、本来の意図とは違うものが出来上がり、それが大ヒットしてしまうというケースは数多くあります。 

コカ・コーラ、ポストイット、バイアグラ、などですね。

(留学中、ある教授が "バイアグラの副作用を最初に発見したのは看護婦に違いない" といってクラスを爆笑させていましたが・・・)

これは世界中のビジネスパーソン(少なくともビジネススクールに学ぶ人たち)にとってお馴染みの事例です。

商品価値を別の観点から見るという意味では同じようなケースになるかもしれませんが、「足りない機能がもたらす効果」を今朝の日経新聞の広告に見つけました。 独断と偏見ですけど。

株式会社イトーキの広告で、二次元LANシステム「LANシート」 
LANの常識が変わる。 シートに置くだけで簡単接続。

簡単にいうと、無線LAN環境を作るシートをデスクに内蔵したものなのですが、着席してPCを机上に置いた人にとっては快適なLAN環境。 机から1m以上離れるとその無線LANにはアクセスできず、セキュリティーが守られる、というふれこみです。

机から1m離れたところにあるネットワーク侵入の脅威ってなんだろう? 座っている人とどれだけ危険度が違うんだろう? と考え始めた時にフト・・ 「もしかしたら、本来この商品は構造的に設置したところから1m以上でLANに必要な電波強度を提供できないのかもしれない。」 と直感的に考えてしまいました。

無線LANシートという商品名のとおり、LANの電波をこの「シート」に封じ込めて遮断しセキュリティを担保するという方法の様なので自分の考えが「ヤブ睨み」だと気づいたのですが、こんな製品広告を眺めながら、開発背景や為されたであろう市場分析などに想像をめぐらせてみるもも面白いと思います。

 

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